孔子の名言
過ちて改めざる これを過ちという
【意味】
誰でも過ちを犯すが、それに気づきながらも改めようとしないことこそ、本当の過ちであるということ。
知らざるを知らずとなす これ知るなり
【意味】
知らないことを知らないと自覚する。それが本当の知るということ。
徳ある人を見たら、その人に並ぶことをめざせ。徳なき人を見たら、我が身を振り返り、自省せよ。
最も賢い者と最も愚かなものだけが、決して変わることがない。
義を見てせざるは 勇無きなり
【意味】
人としてなすべきことと知りながら、それを行わないのは、勇気がないためであるということ。
巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)
【意味】
言葉巧みで、表情を取り繕っているものに、誠実な人間はほとんどいないということ。
学びて思わざればすなわち罔(くら)し、思いて学ばざればすなわち殆(あやう)し
【意味】
学んでも考えなければ、はっきり理解した状態にならない。また、考えるだけで学ぶことがなければ、独断に陥り危険であるということ。
徳は孤ならず 必ず隣あり
【意味】
徳のある人は孤立することがなく、よき協力者が必ず現れるということ。
良薬は口に苦くして病に利あり 忠言は耳に逆らいて行いに利あり
【意味】
良薬は、苦くて飲みにくいが病気には効く。よい忠告は、聞くのはつらいが反省し行いを正せば、自分のためになるということ。
止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい。
己達せんと欲して 人を達せしむ
【意味】
自分が目的を達成しよう思うときは、まず人を助けてその人の目的を遂げさせてやる。仁者は事を行うのに自他の区別をしないということ。
朝(あした)に道を聞かば 夕べに死すとも可なり
【意味】
朝に人としての大切な道を知ることができれば、その晩に死んでも心残りはないということ。
君子は平安でのびのびしているが、小人はいつでもくよくよしている。
過ちて改めざる これを過ちという
【意味】
誰でも過ちを犯すが、それに気づきながらも改めようとしないことこそ、本当の過ちであるということ。
一を以て 之を貫く
【意味】
一貫して変わらずに道を進むということ。
十人が十人とも悪く言う奴、これは善人であろうはずがない。だからといって十人が十人ともよくいう奴、これも善人とは違う。真の善人とは、十人のうち五人がけなし、五人がほめる人物である。
自分自身に対する誠実さと他人に対する優しさ、すべてはこの二つに包括される。
人の本性はみなほとんど同じである。違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである。
過ぎたるは なお及ばざるが如し
【意味】
度が過ぎることも不足するのと同じように良くないということ。
人間は逆境において人間の真価を試される。人生の達人は逆境を楽しみ、順境もまた楽しむのです。
悪に報いるには正義をもってし、善に報いるには善をもってせよ。
高貴な人間は自分自身に、平俗な人間は他人に、要求を課する。
富貴は 浮雲のごとし
【意味】
人の道に外れて得た富や地位は、浮き雲のようにはかないものだということ。
良心に照らして少しもやましいところがなければ、何を悩むことがあろうか。何を恐れることがあろうか。
学べばすなわち 固ならず
【意味】
学問により、視野も広がり、柔軟となって、頑固さがなくなるということ。
物事を迅速にしたいと、望んではならない。小さな利点に目をとめてはならない。物事を早く行うことばかり望むと、十分になすことができない。小さな利点にとらわれると、大きな仕事が達成できない。
何事も楽しんでやりなさい。楽しんでやることで、思わぬ力が発揮されるものなのだ。
君子は和して同ぜず 小人は同じて和せず
【意味】
優れた人物は、人と協調するが主体性を失わず、小人物は、表面では同調するが心から親しくなることはないということ。
成功者は必ず、その人なりの哲学をもっているものだ。その哲学がしっかりしているからこそ、成功者の人生は揺るがないのだ。
君子の九思(心掛けるべき九つのこと)
1.物を見るときは、はっきり見る
2.聞くときは、誤りなくしっかりと聞く
3.表情はおだやかに
4.態度は上品に
5.言葉は誠実に
6.仕事には慎重に
7.疑問があれば、質問する
8.みさかいなく怒らない
9.道義に反して利益を追わない
三人行けば必ず我が師あり。その善なるものをえらび、之に従い、その不全なるものはこれを改む。
二度と帰らぬものは過ぎ去った歳月である。二度と会うことができないのは死んでしまった親である。