INPACT 孔子の名言

孔子の名言

孔子

孔子の教えは、弟子の手によって『論語』にまとめられる。

紀元前552年(一説には551年)、魯国(現:山東省曲阜市)に次男として生まれる。軍人戦士であった父は既に70歳を超えており、母は身分の低い16歳の巫女であった。

孔子は3歳のときに父を失い、17歳になると母も失った。孔子は孤児として育ちながらも苦学して礼学を修めた。

紀元前534年、18歳のときに孔子は結婚し、翌年に長男が生まれる。その後、魯に仕官し、倉庫や牧場の管理などを行なった。

紀元前517年、35歳のときに内乱により君主が斉へ国外追放され、孔子もあとを追って斉に亡命。

その後、魯に帰国すると、多くの弟子が集まり、孔子は弟子の教育に専念。子貢などの主要な弟子の多くはこの時期に入門した。

紀元前501年、51歳のときに中都の宰(長官)に取り立てれらる。その実績により、最高裁判官である大司寇および外交官に就任。

紀元前497年、55歳のときに自分の理想を受け入れてくれる主君を求め、弟子とともに諸国巡遊の旅に出る。しかし、孔子の教えに耳を貸す諸侯も現れず、紀元前484年、68歳のときに13年にわたる亡命・遊説の旅を経て魯に帰国。

帰国後は、詩書など古典研究の整理を行い、紀元前479年、73歳でその生涯を閉じた。

孔子の教えは、弟子の手によって『論語』にまとめられる。孔子には、3,500人の弟子がおり、その死後、孟子(性善説)、荀子(性悪説)などの後継者を出した。


Confucius

孔子

春秋時代の思想家、哲学者、儒家の始祖。孔子の教えは、弟子の手によって『論語』にまとめられる。
国: 中国(魯国昌平郷辺境、現在の山東省曲阜市)
生: 紀元前552年
没: 紀元前479年(享年73)

孔子の名言

過ちて改めざる これを過ちという

【意味】
誰でも過ちを犯すが、それに気づきながらも改めようとしないことこそ、本当の過ちであるということ。

知らざるを知らずとなす これ知るなり

【意味】
知らないことを知らないと自覚する。それが本当の知るということ。

徳ある人を見たら、その人に並ぶことをめざせ。徳なき人を見たら、我が身を振り返り、自省せよ。

最も賢い者と最も愚かなものだけが、決して変わることがない。

義を見てせざるは 勇無きなり

【意味】
人としてなすべきことと知りながら、それを行わないのは、勇気がないためであるということ。

巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)

【意味】
言葉巧みで、表情を取り繕っているものに、誠実な人間はほとんどいないということ。

学びて思わざればすなわち罔(くら)し、思いて学ばざればすなわち殆(あやう)し

【意味】
学んでも考えなければ、はっきり理解した状態にならない。また、考えるだけで学ぶことがなければ、独断に陥り危険であるということ。

徳は孤ならず 必ず隣あり

【意味】
徳のある人は孤立することがなく、よき協力者が必ず現れるということ。

良薬は口に苦くして病に利あり 忠言は耳に逆らいて行いに利あり

【意味】
良薬は、苦くて飲みにくいが病気には効く。よい忠告は、聞くのはつらいが反省し行いを正せば、自分のためになるということ。

止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい。

己達せんと欲して 人を達せしむ

【意味】
自分が目的を達成しよう思うときは、まず人を助けてその人の目的を遂げさせてやる。仁者は事を行うのに自他の区別をしないということ。

朝(あした)に道を聞かば 夕べに死すとも可なり

【意味】
朝に人としての大切な道を知ることができれば、その晩に死んでも心残りはないということ。

君子は平安でのびのびしているが、小人はいつでもくよくよしている。

その人を知らざれば、その友を見よ。

過ちて改めざる これを過ちという

【意味】
誰でも過ちを犯すが、それに気づきながらも改めようとしないことこそ、本当の過ちであるということ。

一を以て 之を貫く

【意味】
一貫して変わらずに道を進むということ。

十人が十人とも悪く言う奴、これは善人であろうはずがない。だからといって十人が十人ともよくいう奴、これも善人とは違う。真の善人とは、十人のうち五人がけなし、五人がほめる人物である。

自分自身に対する誠実さと他人に対する優しさ、すべてはこの二つに包括される。

人の本性はみなほとんど同じである。違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである。

過ぎたるは なお及ばざるが如し

【意味】
度が過ぎることも不足するのと同じように良くないということ。

人間は逆境において人間の真価を試される。人生の達人は逆境を楽しみ、順境もまた楽しむのです。

悪に報いるには正義をもってし、善に報いるには善をもってせよ。

高貴な人間は自分自身に、平俗な人間は他人に、要求を課する。

富貴は 浮雲のごとし

【意味】
人の道に外れて得た富や地位は、浮き雲のようにはかないものだということ。

良心に照らして少しもやましいところがなければ、何を悩むことがあろうか。何を恐れることがあろうか。

学べばすなわち 固ならず

【意味】
学問により、視野も広がり、柔軟となって、頑固さがなくなるということ。

物事を迅速にしたいと、望んではならない。小さな利点に目をとめてはならない。物事を早く行うことばかり望むと、十分になすことができない。小さな利点にとらわれると、大きな仕事が達成できない。

好きなことを仕事にすれば、一生働かなくてすむ。

何事も楽しんでやりなさい。楽しんでやることで、思わぬ力が発揮されるものなのだ。

君子は和して同ぜず 小人は同じて和せず

【意味】
優れた人物は、人と協調するが主体性を失わず、小人物は、表面では同調するが心から親しくなることはないということ。

成功者は必ず、その人なりの哲学をもっているものだ。その哲学がしっかりしているからこそ、成功者の人生は揺るがないのだ。

君子の九思(心掛けるべき九つのこと)

 1.物を見るときは、はっきり見る 
2.聞くときは、誤りなくしっかりと聞く 
3.表情はおだやかに 
4.態度は上品に 
5.言葉は誠実に 
6.仕事には慎重に 
7.疑問があれば、質問する 
8.みさかいなく怒らない 
9.道義に反して利益を追わない

三人行けば必ず我が師あり。その善なるものをえらび、之に従い、その不全なるものはこれを改む。

二度と帰らぬものは過ぎ去った歳月である。二度と会うことができないのは死んでしまった親である。

– END –