INPACT トーマス・フラーの名言

トーマス・フラーの名言

トーマス・フラー

Thomas Fuller

トーマス・フラー

聖職者、歴史家。著書に『イギリス名士列伝』『聖戦の歴史』などがある。
国: 英国
生: 1608年6月19日
没: 1661年8月16日(享年53)

トーマス・フラーの名言

他人を許すことのできない人は、自分自身が渡らなければならない橋を壊しているようなものである。人は誰でも許されなければならないからだ。

不幸によって磨かれる人もいれば、駄目になってしまう人もいる。

嫉妬ほど、視覚を鋭敏にするものはない。

果実を手に入れたい者は、木に登らなければならない。

絶望は、臆病者に勇気を与える。

愛する喜びは、愛される喜びよりも、はるかに優るものである。

あなたがいないときに愛は研ぎ澄まされ、あなたといるときに愛は強くなる。

見えないところで、私のことを良く言っている人は、私の友人である。

知識の裏付けのない熱意は、光のない火のようなものだ。

愚者にとっての楽園は、賢者にとっては地獄だ。

お世辞を言うには金がかからないが、大多数の者はお世辞に対して大金を支払っている。

大望は、偉大な人物を育てる。

男性が持っている最良の財産、あるいは最悪の財産、それはいずれにせよ自分の妻ということになる。

妻は目ではなく耳で選べ。

勇敢の誉れ高い人のなかには、ただ逃げるのが怖かっただけの人もいる。

嘘には足がない。だがスキャンダルは翼を持っている。

今日という日は、昨日の弟子である。

病気になるまで健康の価値は分からない。

何事も最初は難しく、やがて簡単になる。

私たちは泣きながら生まれ、不平を言いながら生き、落胆のうちに死ぬ。

愛とかゆみと咳だけは、どんなことをしたって、隠し通すことのできないものである。

自分の知っていることをすべて妻に話したがる人は、わずかしか知らない男だ。

息子は妻をめとるまでは息子である。しかし娘は一生涯娘である。

下手な言い訳は、黙っているより悪い。

もし汝が主人であるなら、時々、目を見えなくしなさい。もし召使いなら、時々、耳を聞こえなくしなさい。

世界は、登るものと下りるものの一つの梯子である。

どこにでもいる人は、いないのと同じだ。

仕事は、人生に味をつける塩である。

頭脳は過去の記録の博物館でもなければ、現在のがらくた置き場でもない。将来の問題についての研究所なのだ。

今日の卵を得るよりも明日の鶏を得るほうがよい。

結婚生活に幸福を期待しすぎて、失望しないように気をつけなさい。ウグイスは春に2、3ヶ月だけは鳴くが、卵をかえしてしまうと、あとはずっと鳴かないものだ。

急に親しくなった間柄は、やがて後悔をもたらす。

逆境における仲間は、苦難を軽くする。

逆境に堪えられる者は多いが、軽蔑に堪えられる者は少ない。

結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ。

間違いは常に、急ぐことから起こる。

すべての噂は危険なものである。よい噂は嫉みを買い、悪い噂は恥辱をもたらす。

欠点のない友人を見つけようとしても、決して見つからない。

他人に泥を投げる者は、誰よりもおのれ自身を汚す。

先入観を取り除くために、常に「なぜ」と自問しない者は、どんなに勉強しようとも怠け者だ。

金持ちの快楽は、貧乏人の涙によってもたらされる。

貸すくらいなら一シリング与えよ。さもないと二シリング半を失う。

行動は知識の適切な果実である。

書物は友人と同様、数少なくあるべきであり、そしてよく選択されるべきである。

最後の一滴は器を溢れさせる一滴だ。

我々は友人無しでも生きていけるが、隣人無しでは生きていけない。

失敗ばかり気にする人は、失敗しか求めることができない。

足のつまずきはやがて癒えるが、舌のつまずきは時を経て償えるものではない。

親しくなればなるほど危険が増す。

勇敢な行為は、決して勝利を欲しない。

男は火であり、女は麻布である。悪魔がやって来て彼らを燃え上がらせる。

最初の呼吸が死の始めである。

激怒しているときには何もするな。嵐の海に漕ぎ出すようなものだ。

愚者が流行をつくり、賢者がそれを着る。

最上の金属は鉄、最上の植物は小麦、最悪の動物は人間である。

盗人は縛り首にされることを悲しむが、盗人であることを悲しまない。

記憶は心の貯蔵庫である。

– END –