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トーベ・ヤンソンの名言

トーベ・ヤンソン

1914年8月9日、フィンランドのヘルシンキに長女として生まれる。父はスウェーデン系フィンランド人の彫刻家、母はスウェーデン人画家であった。

トーベ・ヤンソンは自然に絵を覚え、15歳のときに政治風刺を中心とする雑誌の挿絵を描き始める。また、10代から20代にかけてストックホルムの工芸専門学校、ヘルシンキの芸術大学、パリの美術学校などへ通った。

1945年、31歳のときに、ムーミントロールを主役にした小説第1作『小さなトロールと大きな洪水』を出版。

1953年から英イブニング・ニュース紙でコミック版ムーミンの連載を開始。週6日掲載され、たちまち大人気となり世界各国に配信されて愛されるようになる。連載は1975年まで続いた。

1966年、52歳のときにトーベ・ヤンソンは国際アンデルセン賞作家賞を受賞。

2001年6月27日、トーベ・ヤンソンは86年の生涯を閉じた。トーベ・ヤンソンには、20代の「タバコを吸う娘」と60代の「自画像」という2つの自画像の油絵があった。若いときから酒とタバコが好きであったという。



スナフキンについて

スナフキンの名前は、英語名の Snufkin からで、嗅ぎタバコ(スナフ:sunff)に由来する。原作のスウェーデン語の名前はスヌスムムリク。これも嗅ぎタバコ兄さんといった意味。ただし、原作やコミックスにおいて嗅ぎタバコは嗅がず、パイプ煙草を愛好している。

スナフキンは自由と孤独、音楽を愛する旅人。物事を所有せず、身軽に生きていくことを好み、リュックサックひとつで世界中を旅する。

ムーミントロールとスナフキンは親友同士。ちびのミイは異父姉であり、スナフキンはミムラ夫人とヨクサルの息子。

スナフキンの自由気ままな生き方は、日々の生活に疲れた一部の大人たちの郷愁・憧れも誘い、「スナフキン的な生き方」は理想の生活、スローライフの代名詞としても用いられている。

Tove Jansson

トーベ・ヤンソン


フィンランドの画家、小説家、ファンタジー作家、児童文学作家。代表作は『ムーミン』シリーズ。
国: フィンランド(ヘルシンキ)
生: 1914年8月9日
没: 2001年6月27日(享年86)

トーベ・ヤンソンの名言

自分できれいだと思うものは、なんでもぼくのものさ。その気になれば、 世界中でもね。

人の涙をもてあそんだり、人の悲しみをかえりみない者が涙を流すなんておかしいじゃないか。

だれかを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は得られないんだよ。

大切なのは、自分のしたいことを、自分で知ってることだよ。

なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、むずかしいものなんだよ。ぼくは、見るだけにしているんだ。そして立ち去る時は、それを頭の中へしまっておくのさ。ぼくはそれで、かばんをもち歩くよりも、ずっとたのしいね

あんまり大袈裟に考えすぎない様にしろよ。何でも大きくしすぎちゃ駄目だぜ

長い旅行に必要なのは大きなカバンじゃなく、口ずさめる一つの歌さ。

みんなに騒がられて、偉くなったように思ってはいけないよ。

おだやかな人生なんて、あるわけがないですよ。

この世にはいくら考えてもわからない、でも、長く生きることで解かってくる事がたくさんあると思う。

今日、ぼくらは、とびっきり特別なことをしなくっちゃ!だって、すばらしい天気になりそうだもの。

いつも優しく愛想良く、なんて、やってられないよ。理由はかんたん、時間がないんだ。

人の目なんか気にしないで、思うとおりに暮らしていればいいのさ。

だめだよ。僕は孤独になりたいんだ。来年の春、また会おう。

ぼくは、あっちでくらしたり、こっちでくらしたりさ。今日はちょうどここにいただけで、明日はまたどこかへいくよ。テントでくらすって、いいものだぜ。きみたちは、どこかへ行くとちゅうかい?

何か試してみようって時にはどうしたって危険が伴うんだ。

眠っているときは、休んでいるときだ。春、また元気を取り戻すために。

ぼくたちは本能にしたがって歩くのがいいんだ。ぼくは磁石なんか信用したことがないね。磁石は方角にたいする人間の自然な感覚を、くるわせるだけさ。

人と違った考えを持つことは一向にかまわないさ。でも、その考えを無理やり他の人に押し付けてはいけないなあ。その人にはその人なりの考えがあるからね

自由が幸せだとは限らない。

僕は自分の目で見たものしか信じない。けど、この目で見たものはどんなに馬鹿げたものでも信じるよ。

いずれどっかへいくだろうさ…。それともどこへもいかないのかもしれないぜ…。どっちでもいいさ。このままで、とてもたのしいじゃないか。

自然を感じるだろ…?強い風の前に立って自分達に向かって進んでくる雨を感じるのはなんて素晴らしいんだ。

生きるっていうことは平和な事じゃないんですよ。

あしたも、きのうも、遠く離れている。

その奥さん、親戚は多いし知り合いも沢山いたんだ。でもね、言うまでもなく“知り合いが沢山居たって友達が一人も居ない” って事は有り得るんだよ。

たとえ作品が壊れてしまったとしても、作ったときの感動は消えることはないんだ。

世の中にはね、思い通りになってくれない相手の方が多いんだよ。おべっかばかりを使って友達になろうとするやつも同じくらい多い。僕はそんなやつは大嫌いさ。

僕が探しているのは、おせっかいされないことさ。

孤独になるには、旅に出るのがいちばんさ。

それはいいテントだが、人間は、ものに執着せぬようにしなきゃな。すててしまえよ。小さなパンケーキ焼きの道具も。ぼくたちには、用のなくなった道具だもの。

生き物にとって自然に振る舞うというのはとっても大事なことなんだ。

僕は物心がついたときからたった一人で旅を続けてきた。多分、これからもそうするだろう。それが、僕にとっては自然なことなんだ。

君たちも大人になればわかるさ。ある意味で、大人は子どもよりももっと子どもみたいになることがあるんだよ。

たまには休むのもひとつの仕事じゃない?

僕は大嫌いなやつがひとりだけいるんだ。あの公園番さ。べからず、べからず、と書いてある札なんか全部引っこ抜いてやるぞ!

運命のドアも玄関のドアも開ける鍵穴は小さいものだよ。

いざ泣こうとすると、泣けないことってあるだろ?

– END –