INPACT 上司のルール No.7

愛は注いでも、情は注ぐな

上司になったからには、部下に対して愛と情を切り分けて考えるべきだと私は思います。仕事をしていれば、部下にきついことを言わなければならない場面にも遭遇するでしょう。

ミスを繰り返す部下とか、基本的なことを守ろうとしない部下など、上司としてはっきりものを言わなければならないことはよくあります。そんなとき、「こんなことを言ったら、かわいそうだ」「これを言ったら、傷ついてしまうんじゃないか」と感じることだってあるでしょう。ただ、やはり言うべき事は、ビシッといわなければならないのです。 上司は部下に愛は注いでも、情は注ぐべきではないのです。 もちろん、上司が言ったことによってお互いが嫌な思いをすることもあります。しかし、それでも本当に部下のためだと思える愛があれば、いずれは理解されるものです。 少なくとも私はそう信じています。 言いたい事をハッキリ相手に言わないのは、相手を信頼していない証拠です。 上司の立場では、その部下を信頼し、今後も一緒に仕事をしていきたいと思うならば、きちんと言うべきです。 また、愛を注いで、情は注がないという意味では、「本当にその部下のためになっているのか」という点を厳しく考えることも大切です。 たとえば、本人は今の仕事を続けたいと思っても、別の能力を持っているのであれば、部署を異動させたほうが、もっと力を発揮できる場合もあります。もっと極端な場合、今の会社を辞めて、転職したほうがその部下にとって、幸せだということだってあるでしょう。

そのとき、情に流される上司ならば、その場の感情や感傷で話をするかもしれませんが、愛を注いでも、情がない上司ならば「こうしたほうが君のためになる」 ということをはっきりと伝えるものです。

情を断ち切っていれば、ときに厳しい決断をして、厳しい意見を述べなければならないこともあるはずです。しかし、それこそが本当に部下のことを考えている正しい上司の姿なのです。

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