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上司と部下は、お互いどんなことを求めているのでしょうか?
私が会社を立ち上げたばかりの頃、一緒に独立した仲間たちにとって働きやすい環境を整えるため、会社にこもって朝から晩までさまざまな仕組みづくりをしていました。
しかし、そんな私のやり方に、仲間たちは不満を感じていた時期がありました。話を聞いてみると、「環境を整えるよりも、自分たちと一緒に営業に回って、汗をかいて欲しい」ということだったのです。
正直、「私がマネジメントを行わず、みんなと同じ仕事をしていては、会社は成り立たないじゃないか」という思いはありました。しかし、それが仲間たちの希望でもあり、言うことに一理あったので、昼間は営業に出て、朝と夜の時間に別の仕事をするようにしたのです。このようなことはどんな会社でも起こってくる問題です。
ある雑誌のアンケート調査でも、上司の約70%の人が部下との人間関係は良好だと思っているが、部下の約60%の人がそうは思っていないという結果が公表されていました。ここまで読んで、「私は部下と親密にコミュニケーションをとっているから大丈夫だ」とは思わないでください。
ほとんどの上司がそう思っていながら、現実は違うのです。実際、部下と上司のコミュニケーション・ギャップは避けられないのが現実です。したがって、私はコミュニケーション・ギャップがあること自体を問題だとは思っていません。
そこで、まずは上司自身が会社からどんなことを求められ、期待されているかを部下に説明して、共通理解をすることが大事です。
次に、上司が部下に何を求めているのか、何を期待しているのかをきちんと説明するのです。会社から上司が求められていることがあって、それを果たすために、上司はこんなことを部下に期待している、というきちんとした流れに沿うことが重要なのです。
最後に、部下が上司にどんなことを望んでいるかも話し、相互理解することも忘れないようにしてください。