INPACT 上司のルール No.36

たかがあいさつ、されどあいさつ

小事が大切という話をしましたが、私はなかでも、きちんとあいさつをすることに力を入れています。前にも述べたように、あいさつという基本すら徹底できないような職場で、仕事で成果を上げるために必要な、理念や戦略・方針などを徹底しようというほう が、よほど無茶な話というわけです。

あいさつを徹底させるには、まず上司であるあなた自身がしっかりとあいさつすることが大切です。上司自らが、大きな声でしっかりあいさつしていれば、それが少しずつ部下たちにも波及していくことでしょう。ただ、それだけではあいさつを徹底できないこともあります。

そこで、実際に私が行った「あいさつ徹底プロジェクト」をご紹介しましょう。

まず、部下たちには黙って、入り口を撮影する為のビデオカメラをセットし、出社してくる部下たち全員のあいさつを録画します。 次に、みんなで一緒に全員分のあいさつシーンをチェックして、どのあいさつが気持ちよいかなどえお話し合います。そして、「明日もビデオを撮っておくので、しっかりあいさつをしましょう」と言って、翌日も撮影をするのです。

すると、ほとんどの人がしっかりとあいさつをするようになります。しかし、やはり、なかには翌日もあいさつの悪い人はいるものです。その部下とは、個別でビデオをチェックして、「明日からは、きちんとあいさつしよう」と注意を促します。そうすれば、ほぼ完璧にあいさつが良くなります。

しかし、それもしばらくすると元に戻ってしまうので、その後はあいさつ担当を決めて、順番に朝一番に出社してもらって、しっかりあいさつをするように呼びかけを行います。あいさつの大切さなんて語っていると、「そんなこと今さら・・・」と思う人はたくさんいます。しかし、私に言わせれば「そんなことすら、できないのに・・・」という思いでいっぱいです。

あいさつひとつできない職場で、業績を上げようとか、目標の数値がどうだといっているほうが、よほどナンセンスな話だと、私には思えて仕方がないのです。

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