成果は能力と人格によって形成される。
これは私が上司になったばかりの頃に教わった言葉です。それから、私も上司としてのキャリアを積んできた経験から考えても、成果は能力と人格によって形成されるものだと確信しています。
ただ、一つ注意しておきたいのは、部下として働いているとき、上司になったとき、さらに偉くなっていったときなど、それぞれの段階を考えてみると、この能力と人格の関係というのは少しずつ変化するという事です。まず、部下として働いているときは、「成果=能力+人格」という公式が成り立っています。
極端な話、能力が100あれば、人格がゼロだったとしても、100の成果が上げられます。しかし、上司となり、さらに立場が上になるにつれて、「成果=能力×人格」に公式が変わっていきます。どんなに能力があっても、人格がゼロならば、成果もゼロになってしまうのです。
つまり、立場が上になればなるほど、能力と人格のバランスが必要になってくると言う事です。「たしかに、あの人は仕事がすごく出きるけど、誰も人が付いていかない」とか、「営業成績が一番で主任になったけど、部署の売上のほとんどを本人があげている」というケースを見たことがあるのではないでしょうか。
これは、まさに能力は高いけれども、人格(リーダーとしての資質など)が不足しているばかりに、部門全体としての成果が挙げられないという好例です。
上司になれば、部下時代とは全く違う関係、コミュニケーションが求められます。「オレは、自分流で行く」というのも悪くはありません。しかし、部下が成長せず、成果があげられないのであれば、コミニュケーションの方法、指導方針などを柔軟に変えていくことが必要となってきます。
柔軟なコミニュケーションを図る際、能力よりも人格の方が重要です。
だからこそ、人格を鍛える、つまりは心の筋肉を鍛えることが大切なのです。