INPACT 上司のルール No.28

心のなかに第三者の目をもて

上司だって人間なので、様々な欲を持っています。 金銭欲、ビジネス欲、性欲、自己顕示欲、そして食欲など、欲にはたくさんの種類があります。しかし、仕事をしていく上では、これらの欲をしっかりとコントロールしていく必要があります。つまり、セルフマネジメント能力を常に念頭に、という事です。セルフマネジメント能力は、上司に限らず、どんな立場の人にも必要な物ですが、やはり大きな権限、責任を担っている上司には、特に必要といえるでしょう。

セフルマネジメントがしっかりと出来ていない上司は、「好きか、嫌いか」「やりたいか、やりたくないか」などの尺度で判断を下してしまいがちです。

「○○物産の担当者より、△△商店の人の方が好きだから、○△商事から仕入れることにしよう」「部下の鈴木より、森田の方が気に入ってるので、この仕事を任せよう」 「彼とは性格的に合わないから他の部署に異動してもらおう」

このような判断を下していると、本当に大切な事、必要な事を見失い、部下の成長を妨げたり、部門の業績の足を引っ張ったりする事に繋がります。このような考えで判断している人が経営者や会社幹部だとしたら、会社をつぶしてしまうことだってあるでしょう。

上司なら、私利私欲を超えたところで、「会社にとって本当に必要なのか」「これをすることで、会社に利益をもたらすのか」「好き嫌いではなく、正しいか正しくないか、必要か必要でないか」という尺度で判断しなければなりません。

このような判断をするには、自分の心の中に第三者の目を持つことが効果的です。第三者の目を持つコツとしては、自分の家族や親兄弟に胸を張っていえることかどうかを考えてみることです。そうすることで、常に客観的に物事を捉えることができます。

もし親兄弟に胸を張っていえないような、個人的事情で判断しているときには、警鐘を鳴らしてくれるでしょう。部下や会社全体に与える影響の大きさを自覚し、「したいこと」ではなく、「すべきこと」を優先して判断出来るように高い意識を持ちましょう。

それこそが、セルフマネジメント能力なのです。

<< 前のページに戻る