INPACT 上司のルール No.22

「すごく」というな。数字で示せ

「この業界はすごく儲かっている」

「あの会社は、最近ずいぶんと伸びているようだ」

「最近、あいつはぐんぐん成長しているぞ」

仕事をしていると、こんな感じの話をする機会もよくあります。雑談として話すぶんにはもちろん問題ありませんが、ビジネスの現場では、もう少し物事を明確にして、伝えたいものです。

「この業界はすごく儲かっていて、あの会社はわずか五人のプロジェクトで、年間30億円を稼ぎ出したんだ」

「あいつは付きに平均2件しか契約が取れなかったが、ここ三ヶ月は最低でも五件取れるようになったぞ」

このように、数値化して表現することで、説得力が増し、リアルに相手に伝えることができるのです。

これには、アナログのこと(漠然とした印象など)を、いかにデジタル化して伝えられるかという部分で、情報収集力と分析的思考力が必要です。数値化して、デジタルな表現をすれば、あいまいな部分をできるだけ排除して、共通理解にすることができます。

単に「儲かっている」と言っても、業界や業態、会社の規模、従業員によって、金額も大きく違うでしょう。そういった部分を明確にして、「儲かっている」とは、どんな状況、どんなレベルの話をしているのかをはっきりさせることができます。

上司が部下に話をする場合、はっきりとして情報が伝わっていないと、「そんなつもりで言ったんじゃない」「その程度のレベルの話なわけがないだろう」と、部下の誤った解釈を非難することがあります。

しかし、上司ならば、部下が解釈を間違わないように、明確な話し方をしてあげる配慮が必要です。そのためにも、数値化して、より具体的な例を挙げることをオススメします。

情報収集、分析的思考力が磨かれると、話が明瞭になるばかりでなく、今後の経営方針、指導すべき内容なども、より正しく、早く判断できるようになるでしょう。

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