INPACT 上司のルール No.18

危機意識をもって先手を打て

仕事ができる人なら、ある程度は危機管理をしているものです。 来月の戦略を立てる場合でも、「このような可能性もあるから、少しコストを多めに見ておいたほうがいいな」とか、「このくらいの期間を見越しておいたほうが安全だな」 などと考えるでしょう。

しかし、実際にその月になってみると月半ばくらいで目標にまったく届きそうもないことがわかるなどということがあります。 まさに、「ヤバイ、どうしよう」と右往左往するというシチュエーションです。上司になれば、そんな問題が降りかかってくる可能性も増えるはずです。部下時代なら自分の仕事さえうまくいっていれば月の途中で慌てることもなかったかもしれません。しかし、上司ならば、自分の仕事に進捗状況のみならず、部下の仕事の進み具合にも大きく影響されます。実際に、「ヤバイ、どうしよう」という状況になれば、緊急の対策会議を開くことになるでしょうが、ただでさえ目標に届きそうもないのに、会議に時間を割いていては、さらに目標が遠のいてしまうでしょう。

そこで、私は「イエローライン戦略」という方法をおすすめしています。イエローラインとは、言い換えれば黄色信号というわけです。来月の目標を立てるときに、「来月の○日の時点で、△%まで達成できていなけば、 黄色信号」というラインをあらかじめ決めておくのです。

そして、イエローラインに引っ掛かるときには、どのような対策をとるということも、具体的に前もって話し合っておくのです。すると、月の途中で「ヤバイ、目標に達成できないぞ」というとき、すでに考えてある対策を即座にとることができるというわけです。

このようにスムーズに対応することができれば、現場の混乱を防ぐことができるばかりか、わざわざ対策会議を開く時間を省くこともできます。上司となって、管轄する仕事や責任の幅が広がったなら、危機管理はより重要となります。甘い見通しではなく、常に最悪のケースを考え、イエローラインを設定しておきましょう。

<< 前のページに戻る