INPACT 上司のルール No.17

絵に描いたもちになるな

初めて、部下をもったという新米上司は、どんな上司を目指せばいいのでしょうか。 これはなかなか難しい問題です。

「自分には、理想の上司像があるから、それを目指す!」「尊敬できる自分の上司のやり方を真似してみる」

「テレビで観た上司の姿を自分なりに実践してみる」などなど、いろいろな思いがあるかもしれません。

もちろん、理想を目指したり、尊敬できる上司のやり方を真似るのも悪くはありません。ただし、無理をせず、自分らしくいることも必要なんだということも、忘れないで下さい。私も上司になりたての頃、理想の上司を目指したものですが、がんばればがんばるほどに上司としての自分の姿と、本来の自分個人の姿が遠のいていくのを感じました。自分とはかけ離れた「理想の上司」を追いかけていくには、辛く、苦しいものでもありました。

なにも、理想の上司、尊敬できる上司を追い求めていくことろあきらめようと言っているのではなく、今すぐに完璧な上司になる必要はなのだということを知って欲しいのです。

上司としての経験がないと、自分なりのものさしをもっていないので、つい自分が部下だった頃の上司と比較してしまいます。

しかし、尊敬できる先輩上司だって、最初からすばらしい上司だったわけではないでしょう。さまざまな仕事や部下たちとのコミュニケーションのなかで、少しずつ自分なりの上司像を見つけていったのではないでしょうか。

また、その人の上司像が、自分にもぴったりはまるとは限りません。10人の上司がいれば10通りの上司像があるものです。

あまり無理をせず、まずは自分らしく部下と接することが、大切なのではないでしょうか。そんな等身大のあなたを見て、部下たちは親しみを感じ、信頼してくれることだってあるはずです。

決してすぐに完璧な上司になろうなんて焦らないで下さい。

<< 前のページに戻る