INPACT 上司のルール No.14

忘れるためにメモをとれ

「係長、□□商事の杉本様から、進行中の企画について連絡が入っていますが」 「以前、お話ししたプロジェクトの報告をさせていただきます」 「二時からの打合せの資料を確認していただけましたか?」

上司ともなると、たくさんの案件を同時に抱えることは日常茶飯事です。そのため、情報を整理する力が、仕事の質を大きく左右することもあります。

そこで、大切なのはメモをとる習慣です。

「いちいちメモを取らなくても、ほとんどのことは覚えていられるよ」と胸を張る人がいますが、そんなことは自慢になりません。 そもそも、人間の頭の中のハードディスクの容量には限りがあります。もちろん個人差はありますが、無限の容量を持っている人などいません。したがって、たくさんの案件を抱えていれば、いつかはその容量がいっぱいになってしまうもの なのです。

どんなに覚えのいい人でも、「あれもしなきゃ、これも忘れないようにしなくちゃ」 と常に考えていたら、集中して仕事に取り組むことはできません。そんな状態では、仕事の効率は落ち、期待する成果を上げられなくなってしまいます。 挙句の果てに約束を忘れてしまうという最悪のパターンにはまってしまうこともあるでしょう。

そんな状態を回避するためにメモがあるのです。

メモをとることの最大のメリットは、ハードディスクの容量に空をつくることができるということです。言い換えれば、メモをとることによって、忘れることができるのです。もし、メモを取る習慣が身につかないならば、まず次の三つのルールを必ず守るという気構えを持って下さい。

①後で書けばいいやという発想をなくす ②すぐに書けるように取り出しやすい場所にメモを入れておく

(スーツのポケットや鞄の外のポケット、ベッドの枕元とリビングの机の上など) ③誰に見せるわけでもないので、自分が書きやすいように書く

こんなちょっとした工夫からはじめてみてはいかがでしょうか。

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