今振り返って考えると、おそらく先生は意図的に普段どおり接するよう心がけていたのでしょう。
ぎくしゃくした雰囲気を引きずらないために、先生なりの心のケアでした。
もちろん先生と生徒の話ではなく、上司と部下でもまったく同じです。
叱るときには、めりはりが大切です。
部下を叱るときは、叱ります。
部下が反省したら、上司はきれいさっぱり忘れます。
忘れてしまったかのように、いつもと変わらず接するように心がけます。
大切なことは「叱った後ほど普段どおり接すること」です。
これに尽きます。
何もなかったかのように接します。
本当は気になっていても、気になっていないふりくらいは見せてください。
叱る側には、そういう芝居も必要です。
叱った側から積極的に働きかけてください。
叱られた側は気持ちが落ち込みがちですから、叱った側こそ普段どおりに話しかけたり接したりするのです。